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感染拡大を防ぐカギは「距離をとること」

染を抑制する方法として効果が期待されているのは「物理的な距離をとること(Physical distancing)」であるとされ、シドニー大学の専門チームでもある研究が発表されています。

※以下、シドニー大学の研究に関する記事を要約しています(リンク末尾)。


<なぜ接触を減らすことが大事なのか>

現時点ではワクチンや特効薬がなく、また、抗体や免疫ができておらず、こうした状況下での感染拡大を防ぐ方法は人同士の物理的な接触を減らし、感染する機会を減らし、感染者を治療していくことしかありません。

現在、政府からも外出の自制や就労の制限・禁止などの対応が取られています。

政府の対応の良し悪しはいったん置いて、根本は人同士の接触を減らすという点にあり、感染経路そのものをつぶすことで感染を減速させるという点で、こちらは非常に大切なポイントです。

<Physical distancingとは?>

Physical distancingは「物理的に人と距離をとること」を指します。現在政府が提言している1.5mの距離を互いにとるというものなどです。

メディアではSocial distancingとして紹介されていることもあるようですが、こちらはどちらかというと、イベントの中止や外出の自制など「社会的活動を抑えて人と会う機会を減らすことで距離をとること」を指しているかと思います。

結果的にはどちらも「距離を取って感染を防止する」ことが狙いですのでこの際言葉の定義は曖昧でもいいかなと思いますが、大事なのは「距離をとる」ということです。

<自宅待機はすべき>

さまざまな事情があり、現実的に100%自宅待機が可能でない方もいるかと思います。

ただ、先にも申し上げた通り、ワクチンや特効薬、抗体などがない現状です。感染症のワクチンや薬の開発には年単位で時間がかかるとも言われています。

そんな状況下ですので、現在わたしたちがCOVID-19に取れる対抗策は今のところ「距離を取ること」「感染機会・経路をつぶす」ことです。


シドニー大学の研究ではオーストラリアにいる80%以上の人がPhysical distanceをしっかりと実施すれば13週間、90%ならより早期に収束される見込みがあると発表しています。反対に8割の方がしっかりと実施しない限り、感染拡大を抑制することができず、70%ではそもそも感染を減速・減退させることが困難になるだろうと予測しています。

また、外出だけでなく、そもそも家族との接触など不可避なものを除いてすべての接触を避けるのが望ましく、実際にいくつかの国ではそういったステージに入り実施しています。

現実に人との接触を断つというのは現代では正直想像し難く、経験のないことなので実感がわかず楽観的に考えている方もいるようですが、感染拡大を止める手段として有効であり、今できる最大の効果を発揮する対策です。

「自分は大丈夫」「大したことない」と軽くとらえず、しっかりとPhysical distanceをキープしていきましょうね。

その他シドニー大学の研究内容等原文記事(英語)はこちらから↓



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